引退電車を解体の危機から救う

私たちは、時代の流れから失われつつある、昭和・平成の時代に首都圏を支えてきた貴重な電車を解体の危機から救い、後世に残すための活動に取り組んでいます。 しかし、引退電車を適切かつ安全に保存するためには、専用の設備やノウハウ、そして多大な費用が必要です。 また、引退した電車は走行できないため、深夜の道路を使って輸送する際には特殊な機材と膨大な費用がかかります。 私たちだけの力ではできることに限界があり、皆様のご支援を頂くことで、より多くの車両を救い、適切な保存体制を築くことができます。

(具体的にできること)
・80万円のご支援が集まれば、車両を留置するための線路1両分を設置することができます。
・400〜500万円のご支援が集まれば、車両を現在の留置場所から保存・活用地へ輸送することができます。

車両を美しい姿に復活させ、
活用し、後世にバトンをつなぐ

私たちは、救出した車両を活用することにも力を入れています。 これまで民間で保存された車両は、個人管理の車両が多く、長期的な維持管理の仕組みが十分に確立されていませんでした。 救出・保存はゴールではなくスタートであり、貴重な車両が劣化するのを防ぐためにも、整備・維持管理には多額の費用が必要です。 そして、いつの日か都市の文化財として広く認められる日に備え、各車両を美しく復活させたいと考えています。 皆様からのご支援によって、車両をより良い状態でお預かりし、維持する体制を整えることができます。

(具体的にできること)
・2万円のご支援が集まれば、車両修復・維持管理などに必要な1年分の電気代を確保することができます。
・30万円のご支援が集まれば、車両保存場所の周辺に柵を立てることができます。
・80万円のご支援が集まれば、井戸を設置し、車両の洗浄など維持管理に必要な水を常時確保することができます。
・200万円のご支援が集まれば、車両1両の全塗装を行うことができます。

貴重な鉄道車両の
解体撤回・救出保存の実現

クラウドファンディングプロジェクト 「解体決定の小田急2200形を救い、ポッポの丘で皆の夢を叶える電車へ(READYFORのサイトに移動します。)」 に1641万8610円、 「昭和の地下鉄・銀座線の電車を解体から救え！銚子電鉄から未来へ(READYFORのサイトに移動します。)」 に806万3000円という大きなあたたかいご支援を頂き、元・小田急線2211号・2212号、元・銚子電鉄線デハ1002号(元・営団2040号)を、それぞれ救出・保存することができました。

これまで役目を終えた車両・解体の危機にある車両を緊急で救うことは非常に難しいのが現実でしたが、皆様のご支援を頂くことで、貴重な鉄道車両の解体を撤回し、救出・保存することができる可能性を示すことができました。

首都圏電車区の開設・電気設備の完成

2023年に挑戦・実施した 「首都圏の都市の発展を支えた鉄道車両を保存・活用する保存車輌ヤードを首都圏に！」 のクラウドファンディングを原資に、茨城県土浦市で「首都圏電車区」を開設することができました。 また2024年末に挑戦・実施した 「首都圏電車区に電気を灯そう！盛り上げよう！第二期工事(サイトに移動します。)」 のクラウドファンディングへご支援を頂き、電気設備が完成し、電動工具などを用いた車両の整備が可能となりました。特に元・小田急線の2212号に関しても電気設備完成後、これまでに比べ効率的な作業体制が実現し、アイボリーにロイヤルブルー帯を巻くお馴染みの姿を取り戻しつつあります。