首都圏電車区とは?
首都圏電車区は2023年に開設された、私設鉄道車両保管・修復・展示場です。現在は、もと小田急デハ2212、福井鉄道モハ161-1の2両が在線しております。鉄道車両を保管・修復・展示するためにはまとまった場所が必要ですが、関東圏においてはまとまった広さの場所を確保するのがとても難しい状況です。そうした中、茨城県土浦市に、保存活動のための基盤である車輌を6両収容できる「場所」を確保しています。 本施設の開設にあたっては、保存鉄道組合総連合会クラウドファンディングにより100万7000円に及ぶご支援を頂きました。
【クラウドファンディングの詳細はこちら】首都圏の都市の発展を支えた鉄道車両を保存・活用する保存車輌ヤードを首都圏に!
ご支援者様一覧(順不同)
誉模型様、NAL様、otani様、時刻表ミュージアム様、そうにゃん大好き様、ぴよ様、あしてつ様、イチ様、archem123様、青山トラン・ブルー株式会社様
※お名前を掲載させていただくプランでご支援いただいた方のお名前を掲載しております。多くの方からのご支援をいただいております。ありがとうございます。
特長①東京都市圏から無理なくアクセスできる立地
茨城県土浦市は東京から車で1〜2時間で、公共交通機関利用でも2時間程度で向かうことのできる立地であり、無理なく車両を整備・修繕できる体制です。
現状は非公開拠点ですが、将来的には会員制の公開体制や、様々な団体・個人との連携による活動拠点となることを目指しています。
特長②大型車両の留置に対応できる敷地
首都圏の鉄道車両で一般的となっている約18〜20m車の大型車両の留置に対応できる規格で整備を行なっております。2024年9月には山梨県で解体の危機にあった元・小田急2200形電車デハ2212号が搬入されました。
特長③最新技術の活用による効率的な保存体制
警備会社による敷地・車両警備、ライブカメラ24時間管理、IoT技術を活用した車両の維持管理などに取り組み、リモート管理体制を通して、適切な鉄道車両保存のあり方を探求・実践します。
今後の展望
周辺地域の用地取得を進めると共に、滞在しての修復・整備・活用が可能な環境整備に取り組みます。最終的には、10両程度の保存車輌の集中管理、外部連携による活用を目指します。
車両は3‧6ヶ月に一度の整備をシステム化し、的確な状態を把握した上で予防保全‧管理を徹底させます。
あわせて全国の保存会・鉄道車両整備に取り組む関係各社と連携し、保存車両を修復・整備する技術継承の場となることを目指します。
現役車両の定期検査体制になぞらえ、留置車両は原則として4年に1回大掛かりな塗装を含めた「重要部整備」、8年に1回全塗装を含めた「全般整備」を行い、適切な車両管理に努めます。
首都圏電車区概要
名称 | 首都圏電車区(旧称:首都圏保存車輌ヤード) |
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開設 | 令和5年11月 |
目的 | 鉄道車両・バス等の留置・修復・公開・活用 |
運営者 | 一般社団法人CARB |
施設住所 | 茨城県土浦市(車両の管理・防犯のため公開は控えております。) |
電話番号 | 03-4400-5268 (一般社団法人CARB) |
メールアドレス | syutokenyard@gmail.com |