一般社団法人CARBの取り組み

4つの活動

一般社団法人CARBは首都圏を中心とした鉄道車両・文化財の救出・修復・保存・活用を目的とし、4つの軸で活動に取り組みます。

①次世代への鉄道車両・文化財の継承

個人による鉄道車両保存の課題として、所有者の高齢化や相続などにより、保存継続が困難になるケースが存在します。 車両や土地を法人として管理・所有することで、次世代へのバトンを引き継ぎ、永続的な保存管理体制を作ります。詳しくは保存車輛紹介のページをご覧ください。


②適切な管理体制の構築

引退鉄道車両は貴重な文化財であると共に、鉄道会社様の商品・ブランドイメージの象徴であり、そのような車両が不適切な状態で放置されたり、危険な事態を引き起こすことは絶対にあってはならないことです。

そのような事態を防止するために、これまでの各保存会の経験と最新技術を駆使した、持続可能性のある適切な管理体制を構築します。

③将来に渡っての活用促進

様々な個人・企業・団体・行政といった関係者と連携し、引退鉄道車両の保存・活用を促進し、そうした車両が現役時代のように多くの人に夢を与える存在として輝き続けることを目指します。

一方で活用によって文化財としての価値を毀損することがないよう、適切な活用方法のあり方などを探求・実践します。


④将来的な帰還推進

現役の車両として走行したことのない地域での保存・活用は、将来的に文化財としての指定が難しいという側面が存在します。 来るべき未来に個々の車両に縁のある場所・地域に里帰りできることを目指します。

一方で、現役を引退して間もない車両などは、文化財としての価値認定に対する合意形成が難しいため、協力施設・団体のスペースに輸送し、救出・修復・保存に取り組みます。